ステップダウンと子宮がん検査 [人工授精(AIH)周期]
梅雨明けした途端、夏真っ盛りになりました。あづい。でも屋内の冷房はキツイ。私の苦手な東京の夏です。体調壊さないように気をつけたいと思います。
あっという間の休み周期が終わり、リセットを迎えました。周期は28日、人並みの長さです。しかし、ホルモン剤を一切使わなかったのに、生理が来る1週間くらい前から不正出血があり、心配していました。
7/13(火) D3
血液検査の結果は、FSH:11.9、LH:4.0、E2:61.2。プラノバール服用後のような、20超えの数値ではないけど、やっぱり二桁です。どうしても一桁になりません。
今周期はどうしますか、と聞かれ、採卵はしないで人工授精かタイミングにしたい、と申し出ました。FSHの値も良くないし、体調が万全だと思えない内は体外授精はしたくない、と休み期間中に思っていました。卵をお迎えできる体だ、と自信が持てるようになってから体外授精をしたいのです。
卵胞の育ちをチェックしつつ、可能なら人工授精、間に合わなかったらタイミング、旦那さんが出張で不在の場合は自然周期で採卵、ということにしました。保存してある凍結精子は運動率が悪く、人工授精には向かないからです。
方針決定したのですが、気持ちは休み周期モードです。本当はすっかり休みにしたかったけど、治療に戻るために経過をモニタリングし、排卵に合わせて何かできれば、という考えです。
気になっていた生理前の不正出血のことを質問してみました。ホルモンの乱れと子宮がん以外は原因になるものがない、ということ。念のために子宮がん検査してみますか?と言われ、ちょうど区から案内がきていたところだったのでお願いしました。次のD7の診察時に行うことで決定。
休み周期中にある医療機関にかかったのですが、病歴などをかなり詳しく伝えなければいけなかったので、不妊治療をしていることと、10年以上前に疑陽性結核(菌は検出されなかったけど結核になっていた疑いがある)と診断されたことを伝えました。すると、結核の疑いがあったことを不妊治療のクリニックに伝えた方がいいですよ、と言われたので、その旨先生にお話してみました。
結核菌が血液を通して肺から他の臓器に移ることがあり、子宮や卵管に進入して癒着を起こすと不妊の原因になるそうなのです。通水検査をした時に癒着がないことは確認できているから、多分問題ない、とのことだったのですが、念のために経血を培養して結核菌の有無を調べることにしました。
さらに、DHEAのサプリメント服用前に計っていた男性ホルモン(テストステロン)の数値がでていました。テストステロン:27.3です。正常値は8~80とのこと。服用後どれくらい上がっているのか調べるために、採血済みの血液で再度テストステロンの検査をすることになりました。
……と、検査づくしの幕開け。必要ないものもあるかもしれないけど、広く可能性を探っておきたいのです。
7/17(土) D7
ちょっと早めの卵胞チェックと子宮ガン検査のため来院。
この後、辛い思いをすることになるとはつゆとも知りませんでした…。
卵胞は左の卵巣に育っているのが一つ。14㎜くらいで案外大きくなっていました。
続けて、子宮がん検査のため細胞を採取することに。
今までしたことがあるのは子宮頸がんの検査で、痛みもなくほんのわずかな時間で終わっていました。てっきり今回もそうだと思っていたのですが……。
子宮の入り口にポリープがあることが分かりました。その場ですぐにプチっと切除。ちょっと痛かった。良性かどうか判断するため検査へ回すことになりました。私、2年前にも子宮の入り口にポリープができたことがあるのです。その時は良性だったのですが、またできたんかい と思い、ちょっとショックでした。
それから子宮の頸部(入り口)と子宮体部の細胞を採取して子宮がん検査へまわすのですが……。すぐ終わらない。それに、なぜか痛い。いたたたた。痛いよ なんで検査なのにこんなに痛いの??
子宮頸部の細胞はすぐに採取した、とのこと。体部の細胞を採取するためには移植の時と同様、採取するための器具を子宮に挿入しなければならず、極端な後屈である私の子宮に器具がなかなか入ってくれないのだそうです。
痛がっていると看護師さんがカーテン越しに顔を出して私の様子を確認してくれました。移植の時に過呼吸になってしまった前科があるからです。深く呼吸して下さーい、足の力を抜いてー、と声をかけてもらいました。
でもなかなか終わらず、今度は先生がカーテン越しに顔を出してくれ、「大丈夫?」と声をかけてくれました。「移植の時と同じようになっちゃうけど、続けていいですか?」と聞かれました。あの辛さをまた味わなきゃいけないのか……。辛い思いをするのも嫌だけど、あんなに時間をかけることになったら後の診察がつかえるだろうな、と思って、子宮体がんの方の検査をするのは中止してもらいました。
細胞を採取しにくい場合、検査の2日前から子宮口を広げる器具を入れ、採取しやすくすることもできるのだそうです。とりあえず不正出血は様子を見て、必要ならもう一度準備期間を作って検査をしよう、ということになりました。
それにしても、あの辛かった移植の記憶がフラッシュバックしてしまって、必要以上に涙が流れました。もうすっかりトラウマです。トラウマから解放されるためにも、移植周期に進むにはもう少し時間が必要なようです……。
※移植の時の記事はこちら→「初移植の、長い一日」
今周期は結局AIHを行ったのですが、長くなるので、次回また記録したいと思います。
熱中症にお気をつけください
高校時代、部活の合宿中に熱中症を起こしたことがあります。
「精神論」みたいなものが依然としてはばかっていた時で、決められた時間にしか水分を摂ることができませんでした。
走れないな~、辛いな~、お水欲しいな~、と思い、先輩とマネージャーに許可をとって休んでいました。手足のしびれを感じたのでマネージャーに話すと、顧問の先生を呼んでくる、と言われました。すると間もなく手の指が手の甲の方へ反り返ってきたのです。なんじゃこりゃ~、と思っていると、足の指も同じように反り返ってきました。顧問の先生が来ると「すぐ病院に行くぞ」と言われ、先生の車へ担がれました。もう自力で歩くことができなくなっていたのです。
近くの救急病院へ到着すると、担架に乗せられました。病院の人に、「名前と住所を言って下さい」と何度も言われ、「そんなこと何度も言わせんじゃねーよ~」、と思っているうちに意識を失ってしまいました。調子が悪いと思って休憩をとってから意識を失うまで、ほんの30分くらいの出来事だったと思います。
気がつくと、点滴をされて病院のベッドの上に横たわっていました。そばで兄が心配そうな目で私を見ていた……。午後イチの練習だったのに、時計を見るともう夕方になっていました。点滴をしているのだから水分はもう十分摂れているはずなのに、ポカリが欲しい、と兄に訴え、バカみたいにがぶがぶポカリを飲んでいました。兄の顔が途端に呆れ顔になったのを思い出します。
水分補給はとても大事
水が欲しいな、と思う前に水分補給をする
我慢しすぎない
やばくなったら急降下デスヨ
暑い日が続きますので、どうか熱中症にお気をつけください。
>ヒロさん、
>にんじんさん、
nice!ありがとうございました。
by pawpaw (2010-07-29 20:54)
はじめまして。
以前から拝見していますが、コメントを書くのははじめてです。
まずはAIHがうまく行くといいですね。
移植のことがトラウマになっているようですので、おせっかいとは思ったのですが、
私は某有名系のクリニックに通っています。
私も相当後屈で、過去の流産手術では器具の装着で大泣きしてトラウマとなっていましたが、
今のクリニックの移植は殆ど苦痛を伴いません。
尿もためません。経膣モニターで行うのでむしろ尿は抜いておきます。
お住まいは都内かと存じますので、都内なら新宿や新橋にある、有名な所です。
ご存知だったら失礼しますが、移植の記事があまりに気の毒で、つい出てきてしまいました。
あれではステップダウンしたくなりますよね。
どうかお大事にされてください。
また陰から応援しています。
by チェロ (2010-08-08 03:11)
チェロさん、
初めまして、コメントありがとうございます。
また、このブログをご覧頂いていてありがとうございます。
移植の記事でご心配おかけしてスミマセン。
尿を抜く、ということは「トワコウ」で移植なさったのですね。某有名系ということは、本家本元なんだと思います。
もし移植の周期を迎えることになったら、最初から「トワコウ」にしてもらおうかな~、と今考えています。あの辛さに耐えるのはもうキツイな、と思ったりして……。
チェロさん、流産という辛いご経験でさらに手術で辛い思いをされて、私も涙が出そうになりました(/_;)。
でも、頑張ってらっしゃって、私も見習わなければ、と思います。
気にかけて頂いて、応援して頂いてありがとうございます。
AIHはリセットになってしまいましたが、私も前向いて頑張りたいと思います!
by pawpaw (2010-08-10 19:11)
pawpawさん、前向きにされていて、私も嬉しい気持ちです。
つらいこともありますが、きっとその分あとから幸せや気づきを得られると信じてます☆
補足なのですが、私の移植方法は「トワコウ」(針を刺すやり方)ではないんです。
カテーテルでの移植なのです。
詳しくないのですが、超音波のモニターが違うらしくて。
私は「後屈・90度」と先生が移植中にスタッフに指示していましたが、
あっという間の移植でした。
そんなに後屈じゃない人は本当に一瞬で無痛だそうです。
その「本家」の特許なのかは分からないけど、他のクリニックと比べ、移植時の患者の負担が少ないようです。
あんまり詳しく書いて、ヘンかしら?と思ったけれど、
後屈仲間のマメ知識程度に、記しておきますね^^
by チェロ (2010-08-11 13:39)