10回目のAIH&ショックなこと、色々。 [人工授精(AIH)周期]
暦の上では残暑ですが……。まだまだ暑いです(>_<)。
前周期に引き続き、体調がよいと感じるまで、体外はせず人工授精(またはタイミング)にしようと決めて今周期に臨んでいました。
でもFSHの値は知っておきたかったので、D3にクリニックへ。
8/7(土) D3
最初に採血。血液検査の結果は、
FSH:12.8
LH:5.6
E2:59.6
やっぱりFSHは一桁になりません…。
FSHが高い=卵巣予備能が衰えている、ことになるそうです。
卵巣の中に卵胞の数が十分あり、その卵胞が質の良い卵子を作り出す力が卵巣予備能(らしい)。私の卵巣はその機能が衰えている、ということなんだと理解しています。
質の良い卵子を育てられない卵胞だから着床しないし、黄体ホルモンも十分出ないのだと思います。
じゃぁ、なぜFSHが高いのか。加齢、ストレス、原因は色々あると思うけど、FSHが高い理由は何で、解決するためには何をしなくてはいけないのか、というアプローチは全くないんだよなー、と思う…。
他、7月に行った子宮がん検査の結果と、その時に採取したポリープの検査結果がきていました。 どちらも問題なし。子宮体がんの検査はまだやってないわけなのだけど……。
今回も人工授精を希望する旨を伝え、卵胞チェックをしていくことになりました。
8月14日(土) D11
エコーで見てみると、左の卵巣に17㎜のが一つ。内膜は7㎜くらいで薄め…。
排卵が近い大きさまで育っているから血液検査をしましょう、ということで採血。
E2:244.4
LH12.1
E2が200を超えているので、AIHは翌日D12に行いましょう、ということになりました。
ブセレキュア(点鼻薬)はしないのかな、と思ったら、人工授精予定時間の24時間前に1回、その2時間後に1回してください、とのこと。つまり、帰宅したら速攻でブセレキュアをしないといけない、ということです。
寄り道しないで自宅に帰り、ブセレキュアを噴霧しました。
8/15(日)D12
お盆期間だけど治療を受けることができて助かりました。
旦那さんもいるので、クリニックで採精しAIHに臨みました。
旦那さんの採精後、1時間ほどして診察室へ呼ばれました。
精液の結果は、量:1cc、濃度:4,700万、運動率:74.5%、直進運動率:68.1%、奇形率:23.4%。量がちょっと少ないけど、運動率も良いし精子君達の数も多いです。予定通りAIHをすることに。
内診室で呼吸を整え、処置を待ちます。今回も痛みはなくあっという間に終了。
1週間後くらいにちゃんと卵胞がつぶれているかの確認し、P4の検査をする、ということで診察は終了。
安静にしたかったので回復室に案内してもらい、回復室内でhCGの注射を打ち、しばし横になっていました。今回の注射はあまり痛くなかった。看護師さんによって違うのかにゃ??
会計の時に抗生物質のケフラールをもらいました。いつものように、シャワーのみの入浴、夫婦生活はなし、です。
8/21(土)D18
AIHをして約1週間後。卵胞はちゃんとつぶれていて、薄かった内膜も11.7㎜になっていました。
診察の後、採血。混んでいたので結果が出るまで結構待ちました。
P4:7.27
うぅ…、やっぱり低い。最低限必要な10には届きませんでした。
ということで、黄体補充のルトラールが処方されました。黄体ホルモンが少なければ薬で足す、といういつもの方法。根本的な解決策ってないんでしょうか。
良い卵胞ではないから黄体ホルモンも出てない、ということだと思うんだけど、良い卵胞にするために何をするのか、というとそれは排卵誘発剤を使った治療、ということに一般的になるわけで。私は過去に排卵誘発剤を服用していたけど、根本的な解決にはならなかった。
いっそルトラールを飲むのもやめようか、と思ったのですが、既に処方箋がでていたし、飲むことにしました。ただ、生理周期が無駄に長くなるので、処方された日数より少ない日数で服用しようと思っています。
人工授精は妊娠率も低いし、ホルモン値は良くないし、今回も望み薄です。というか、ほとんど期待していません。10回もAIHやって、ただの1度も、科学的な反応でさえも、妊娠にひっかかったことがなかった。私の体、どうなってんの……?
高温期も後半で、あとは生理が来るのを待つばかりです。
今ぼんやり考えているのは、カウフマンをやろうか、ということです。やっぱり、FSHを下げて卵胞・卵子の質を改善しないとダメなんじゃないか、と思うのです。
ただ、私の場合、カウフマンをやるとFSHが逆に急上昇してしまうので、3~4周期くらいかけてカウフマンをやらないと成果が出ないんじゃないか、と思っています。
3~4周期も待つなんて、以前は考えられなかったのですが、最近は覚悟ができています。しっかり腰を据えて、体と卵巣の環境を整えたい、と思っています。
ショックなこと、色々
父ががんになった
8月に入ってから知らせが入った。父の胃にがんが見つかったこと、もう初期ではない、ということ。転移など調べるために検査をし、手術をする予定でいる、ということ。
本人は至って楽天的に「とればいいんだよ、とれば」なんて言うんだけど、私はショックで、電話を切った後しばらく泣いていた。
自分の両親がこの世の人でなくなる時期に入りつつある、ということ。そんな年齢になった自分と両親、現実と向き合う辛さ。父に自分たちの子どもを見せられないんじゃないか、という、恐怖にも似た焦りと不安。色んな感情がこみ上げてきた。
検査の結果、胃のリンパ節に転移があるものの、幸い他の臓器への転移はなく、胃を3分の2摘出する手術を受けることになり、先日無事に手術を終えました。今週末には退院の予定です。
ショックで落ち込んでいた時に、「家族が悲しがっていたら本人が可哀相じゃない。ユーモアを言うとか、それくらいの心構えじゃなきゃダメでしょ!」と、ある人に言われました。だから、めそめそしないで、他の臓器への転移がなかったことを一番の幸いと考えて、父や家族ともできるだけポジティブな会話をするように心がけたつもりです。
あとは、無事に良好な経過をたどってくれることを祈るだけです…。
弟のところに第2子
帰省している時に知った。義妹が妊娠している、ということ。出産予定日から推測するに、私が辛くて悲しい思いをした、あの初移植周期の辺りに妊娠していたようだった。
赤ちゃんは私ではなくて、義妹の方を選んだんだ……。
あちらも第2子をなかなか妊娠できなくて悩んでいる、という話を母からちょっと聞いていた。だから、良かったね、とも思うけど、やっぱり自分のところに赤ちゃんはやってこないんだ、という変な確信と、素直に「おめでとう」と思えないひねくれた感情が、心の中でぐるぐる渦巻いていました。
義妹の方のおうちはご姉兄の子どもがたくさんいて、姪っ子も義妹のとこのいとこ達とさんざん遊びまくっていたみたいです。うちの家とはまるで別世界……。
友人のところに第2子
そんなへこんだ気持ちでいた時に、友人から第2子が生まれた、というメールがいきなりきた。妊娠した、とも聞いてなかったんだけど。陣痛から3時間弱で出産という「なかなかの好タイム」だったんだそうで。
周りはすっかり第2子ブーム。どんどん取り残される自分。ただの一度も妊娠したことないの。
気持ちは一進一退を繰り返して、結局また下がっているような感じです。
ホント、進歩ないよな~……。
9回目のAIH [人工授精(AIH)周期]
体調が整うまでは体外授精をやめようと決意した今周期。ステップダウンして人工授精(またはタイミング)に臨むことにしました。
7月20日(火) D10
まずはエコーで卵胞を確認。左の卵巣に育っていた卵胞は17㎜になっていました。じわじわ大きくなってる感じ。血液検査をしましょう、ということで採血。結果は、E2:295、LH6.9。成熟卵胞期のE2>200に達しているので、排卵は近そう、とのこと。
旦那さんも直近の出張はない、ということだったので、AIHをお願いしました。2日後に行うことで決定。
そのほか、今周期にしていた検査の結果がいくつかでていました。
テストステロン(男性ホルモン)
サプリメントのDHEA服用後、どれくらい上がっているかを調べていました。なんと、134.8 。服用前は27.3で、正常値は8~80です。一気に5倍くらい上がっていました。サプリといえどあなどれません。排卵後、妊娠の可能性がある期間は服用を中止して下さい、とのこと。
実は、アメリカの医者が書いた、というホルモンの本を読む機会がありました。その本の中で、サプリメントの容器に書かれているDHEAの1日の摂取量25~100㎎というのは多すぎである、という記述があったのです。ちょっと心配になったので、摂取は1日に1タブレット(25㎎)にしていました。にもかかわらず、この上がりよう……。顔に吹き出物ができていたのですが、DHEAのせいだったかもしれません。AIH後は服用をやめています。
経血培養
結核菌の有無と、ついでにその他の菌の状態を調べてもらいました。ある産婦人科の病院のHPを見たところ、結核菌の経血培養は大体2ヶ月かかる、ということで、結果が出るのはずっと先だろうな、と思っていたのに、もう結果が出ていてびっくりしました。
幸い、結核菌は陰性。なしです。
その他の菌は腸球菌(2+)、Lactobacillus spp.(2+)、大腸菌(1+)という結果でした。菌はいるけど、自覚症状がないなら気にしなくていい、とのことです。
診察後、看護師さんからブセレキュアの点鼻時間の説明をうけ、自宅で採精する容器をもらいました。なんか、久しぶりなので色々忘れてることが多かったです。ブセレキュアは23時と1時にしてください、とのことだったのですが、1時というのがいつも危ういんです。今回も、旦那さんに起こしてもらわなければスルーしてしまうところでした。
7/22(木) D12
AIHの予定時間は11時、1時間前の10時に来院、というスケジュールでした。
旦那さんに自宅で採精してもらったのですが、精液を容器に上手く入れることができなかったそうで、採取できたのはほんのちょっぴり……。落ち込んじゃって可哀相でした。きっと必要な数の精子君はいるはず、なんとかなる と励ましていました。
夏で気温も高いので、いつものように保温用の発泡スチロールに人肌程度に温めた缶コーヒーを入れて容器を保存、でいいのかどうか迷いました。確認しておけば良かった。一応、今まで通りに保存し、クリニックへ出陣。
受付で容器を渡す際、量が少ない旨を伝えました。
1時間ほど待って、診察室へ。
精液の結果は、量:0.3ml、濃度:720万、運動率:27.8%、直進運動率:16.7%、奇形率:44.4%。
うーん、量も極端に少ないけど(いつもは大体2mlくらい)、運動率もあまり良くなく、奇形率も高い…。出張が続いていたので、旦那さん、相当ストレスがたまっていたんだと思います。如実に反映するんだね~……。
AIHをやっても仕方がないだろうか、と思ったのですが、精子の数としては200万はいる、と先生に言われました。「使える精子」の基準は100万らしいです。どう計算すれば精子君の数がだせるのか、私、いまだに分からないんですけど(← 数字バカ)、とりあえず必要な数の精子君はいる、と分かったので、予定通りAIHをお願いしました。
エコーで卵巣を確認すると、排卵せずまだ卵胞が残っていました。
膣内の分泌物をとる時の「がっちゃんがっちゃん」という音で、移植の時の辛さと、先日の子宮がん検査の時の痛みが甦ってきそうになりました。大丈夫、大丈夫。リラックスだぞよ~┐(-。-┐)、と自分に言い聞かせ、深く呼吸するよう努めました。
特に痛みもなく、AIHは終了。
人工授精用のカテーテルは強度があるので、子宮の曲がり具合に合わせてカテーテルに角度をつけて挿入できるのだそうです。しかし、移植用のカテーテルはやわらかく、角度がつけられないので難儀した、とのこと。処置をあっさり終えられて、心なしか先生もほっとしているように見えました…(^^;。
回復室で休ませてもらう時にhCGの注射を打ってもらいました。P4が低めのことが多いので、P4底上げのため注射をお願いしたのです。久しぶりの筋肉注射はかなり痛かった。痛かったら言って下さいね、と看護師さんに言われたそばから「痛いです、痛いです」と叫んでしまいました。
最後に抗生物質をもらって終了。この日は湯船の入浴と夫婦生活はなし、です。
お会計は¥20,000 なーりー。 体外授精と比べると、費用の負担も体の負担もずっと楽です。ステップダウンの良さは、「楽」を実感できることかも、と思いました。
7/27(火) D17
AIHから1週間後に当たる日は学会で先生が不在、ということで、ちょっと早めのD17に排卵の確認をすることになりました。
エコーで見てみると、無事卵胞はつぶれてなくなっていました。
内膜も、先生曰く問題ない、とのこと。
多分大丈夫そうだけど、P4計ってみますか? と聞かれ、念のためにお願いしました。今回、見込みは余りないんだけど、自分のホルモン値の変化を知っておきたかったのです。
採血した後10階のラウンジで待っていたら、20分くらいで名前を呼ばれて、聞き間違いかと思ってしまいました。
伝えられたP4値は11。最低限必要といわれる10を超えました。移植後に計った時のP4はほぼゼロに近い数値だったので、自分の体は大丈夫なのか、ちょっと心配していました。でも、なんとかそれなりの数値だったので安心しました。hCGの注射も功を奏していたのかもしれません。
とはいえ、普通の人なら20くらいはでている(らしい)P4値。15以上が望ましい、としている所もある、と聞いたことがあります。それと比較すると、自分のP4値って低いよな~、と思い、今まで10以上ある時でもルトラールなどを服用していました。しかし、合成ホルモン剤の摂りすぎも良くないのでは、と思い、今回黄体補充はしないことにしました。
あとは生理がくるのを待つばかりです。望みは薄いと思いつつも、やっぱり生理予定日が近づけば期待してしまうんだろうなぁ…。今はただ、体調を整えて将来に備えるのだ、と自分に言い聞かせるようにしています。
私にもまだ時間はあるはずだから……。
一つ年をとった
36歳になりました。
タイムリミットにまた近づいてしまった。
どうしてもっと早く治療に進まなかったんだろう、って思う時もある。
けど、後ろを向いてもどうしようもない。
残りの時間、できることをしていくだけです。
美味しいワインや酒、チーズ、酢、しょうゆ、味噌など、
優秀な作り手が関わっている。
その作り手の名は、「時間」。
時間さんに熟成してもらわなければ、いいものはできない。
年をとっていくのは辛いけど、
時間さんのお陰で、私の人生も成熟していくかもしれないよ。
自分の人生に意義を見つけたい、と思っていた。
でも、意義なんてなくていいの。
どんな私であっても、
与えられた命を最後まで生き抜くことが一番大事。
生きているだけで、十分意義がある。
そう思えるようになってきたんだよ…。
ステップダウンと子宮がん検査 [人工授精(AIH)周期]
梅雨明けした途端、夏真っ盛りになりました。あづい。でも屋内の冷房はキツイ。私の苦手な東京の夏です。体調壊さないように気をつけたいと思います。
あっという間の休み周期が終わり、リセットを迎えました。周期は28日、人並みの長さです。しかし、ホルモン剤を一切使わなかったのに、生理が来る1週間くらい前から不正出血があり、心配していました。
7/13(火) D3
血液検査の結果は、FSH:11.9、LH:4.0、E2:61.2。プラノバール服用後のような、20超えの数値ではないけど、やっぱり二桁です。どうしても一桁になりません。
今周期はどうしますか、と聞かれ、採卵はしないで人工授精かタイミングにしたい、と申し出ました。FSHの値も良くないし、体調が万全だと思えない内は体外授精はしたくない、と休み期間中に思っていました。卵をお迎えできる体だ、と自信が持てるようになってから体外授精をしたいのです。
卵胞の育ちをチェックしつつ、可能なら人工授精、間に合わなかったらタイミング、旦那さんが出張で不在の場合は自然周期で採卵、ということにしました。保存してある凍結精子は運動率が悪く、人工授精には向かないからです。
方針決定したのですが、気持ちは休み周期モードです。本当はすっかり休みにしたかったけど、治療に戻るために経過をモニタリングし、排卵に合わせて何かできれば、という考えです。
気になっていた生理前の不正出血のことを質問してみました。ホルモンの乱れと子宮がん以外は原因になるものがない、ということ。念のために子宮がん検査してみますか?と言われ、ちょうど区から案内がきていたところだったのでお願いしました。次のD7の診察時に行うことで決定。
休み周期中にある医療機関にかかったのですが、病歴などをかなり詳しく伝えなければいけなかったので、不妊治療をしていることと、10年以上前に疑陽性結核(菌は検出されなかったけど結核になっていた疑いがある)と診断されたことを伝えました。すると、結核の疑いがあったことを不妊治療のクリニックに伝えた方がいいですよ、と言われたので、その旨先生にお話してみました。
結核菌が血液を通して肺から他の臓器に移ることがあり、子宮や卵管に進入して癒着を起こすと不妊の原因になるそうなのです。通水検査をした時に癒着がないことは確認できているから、多分問題ない、とのことだったのですが、念のために経血を培養して結核菌の有無を調べることにしました。
さらに、DHEAのサプリメント服用前に計っていた男性ホルモン(テストステロン)の数値がでていました。テストステロン:27.3です。正常値は8~80とのこと。服用後どれくらい上がっているのか調べるために、採血済みの血液で再度テストステロンの検査をすることになりました。
……と、検査づくしの幕開け。必要ないものもあるかもしれないけど、広く可能性を探っておきたいのです。
7/17(土) D7
ちょっと早めの卵胞チェックと子宮ガン検査のため来院。
この後、辛い思いをすることになるとはつゆとも知りませんでした…。
卵胞は左の卵巣に育っているのが一つ。14㎜くらいで案外大きくなっていました。
続けて、子宮がん検査のため細胞を採取することに。
今までしたことがあるのは子宮頸がんの検査で、痛みもなくほんのわずかな時間で終わっていました。てっきり今回もそうだと思っていたのですが……。
子宮の入り口にポリープがあることが分かりました。その場ですぐにプチっと切除。ちょっと痛かった。良性かどうか判断するため検査へ回すことになりました。私、2年前にも子宮の入り口にポリープができたことがあるのです。その時は良性だったのですが、またできたんかい と思い、ちょっとショックでした。
それから子宮の頸部(入り口)と子宮体部の細胞を採取して子宮がん検査へまわすのですが……。すぐ終わらない。それに、なぜか痛い。いたたたた。痛いよ なんで検査なのにこんなに痛いの??
子宮頸部の細胞はすぐに採取した、とのこと。体部の細胞を採取するためには移植の時と同様、採取するための器具を子宮に挿入しなければならず、極端な後屈である私の子宮に器具がなかなか入ってくれないのだそうです。
痛がっていると看護師さんがカーテン越しに顔を出して私の様子を確認してくれました。移植の時に過呼吸になってしまった前科があるからです。深く呼吸して下さーい、足の力を抜いてー、と声をかけてもらいました。
でもなかなか終わらず、今度は先生がカーテン越しに顔を出してくれ、「大丈夫?」と声をかけてくれました。「移植の時と同じようになっちゃうけど、続けていいですか?」と聞かれました。あの辛さをまた味わなきゃいけないのか……。辛い思いをするのも嫌だけど、あんなに時間をかけることになったら後の診察がつかえるだろうな、と思って、子宮体がんの方の検査をするのは中止してもらいました。
細胞を採取しにくい場合、検査の2日前から子宮口を広げる器具を入れ、採取しやすくすることもできるのだそうです。とりあえず不正出血は様子を見て、必要ならもう一度準備期間を作って検査をしよう、ということになりました。
それにしても、あの辛かった移植の記憶がフラッシュバックしてしまって、必要以上に涙が流れました。もうすっかりトラウマです。トラウマから解放されるためにも、移植周期に進むにはもう少し時間が必要なようです……。
※移植の時の記事はこちら→「初移植の、長い一日」
今周期は結局AIHを行ったのですが、長くなるので、次回また記録したいと思います。
熱中症にお気をつけください
高校時代、部活の合宿中に熱中症を起こしたことがあります。
「精神論」みたいなものが依然としてはばかっていた時で、決められた時間にしか水分を摂ることができませんでした。
走れないな~、辛いな~、お水欲しいな~、と思い、先輩とマネージャーに許可をとって休んでいました。手足のしびれを感じたのでマネージャーに話すと、顧問の先生を呼んでくる、と言われました。すると間もなく手の指が手の甲の方へ反り返ってきたのです。なんじゃこりゃ~、と思っていると、足の指も同じように反り返ってきました。顧問の先生が来ると「すぐ病院に行くぞ」と言われ、先生の車へ担がれました。もう自力で歩くことができなくなっていたのです。
近くの救急病院へ到着すると、担架に乗せられました。病院の人に、「名前と住所を言って下さい」と何度も言われ、「そんなこと何度も言わせんじゃねーよ~」、と思っているうちに意識を失ってしまいました。調子が悪いと思って休憩をとってから意識を失うまで、ほんの30分くらいの出来事だったと思います。
気がつくと、点滴をされて病院のベッドの上に横たわっていました。そばで兄が心配そうな目で私を見ていた……。午後イチの練習だったのに、時計を見るともう夕方になっていました。点滴をしているのだから水分はもう十分摂れているはずなのに、ポカリが欲しい、と兄に訴え、バカみたいにがぶがぶポカリを飲んでいました。兄の顔が途端に呆れ顔になったのを思い出します。
水分補給はとても大事
水が欲しいな、と思う前に水分補給をする
我慢しすぎない
やばくなったら急降下デスヨ
暑い日が続きますので、どうか熱中症にお気をつけください。
ブセレキュアを使って8回目のAIH [人工授精(AIH)周期]
通水検査の後、下腹部痛・肛門痛・頭痛・胃痛などで苦しんだのですが、なんとかそれもおさまりD10に卵胞チェックを行いました。
3/4(木) D10
先に血液検査。結果はE2:320、LH:5.9で、だいぶ数値が上がっています。
内診室で超音波の検査をすると、右の卵巣に育っていた卵胞は21㎜に成長。内膜も8.8㎜ありました。
通水検査の後体調が悪くなった旨を伝えると、炎症が起きていたなら下腹部が硬くなっているはず、と先生に言われました。触診をしてもらったのですが、下腹部は特に硬くなってないので通水検査の影響ではないはず、と言われてしまいました。通水検査の影響としか思えなかったんだけど……(-_-;)。
AIHはD12に行う、ということで決定しました。
今回、何か一手間かけるならば、と先生から提案されたのが、点鼻薬のブセレキュアを使用して排卵を時間のレベルでコントロールする、ということでした。
ブセレキュアはGn-RH誘導体(アゴニスト)製剤と呼ばれているもので、下垂体に働きかけて性ホルモンの分泌を抑えるために使われる薬です。本来は生理を止めて治療を行う子宮内膜症や子宮筋腫に用いられます。
体外授精でも採卵前の排卵を防ぐ目的で使われています。
今回、この薬を使うのは生理を止めるためではなくて、薬の使用初期に現れるフィードバックを利用して、決まった時間にLHサージ(LHホルモンが急上昇し排卵を促す)を起こさせるためです。
※Gn-RHについてはこちらを参考にしました→三宅婦人科内科医院HP
本来の使用目的ではないので、薬代は(得意の)保険外でした。
院内処方で薬代は¥9,630。ちょっとこれは高杉謙信だろ~
一度開封した後は1年間もつそうなので、体外に進んだらこれをそのまま使う、ということになりそうです…。
使用については看護師さんから詳しい説明がありました。
・鼻の粘膜から薬剤が吸収されるので鼻をかんで通りをよくしておく
・シャワーや洗顔を終えてから使用する
・何度か押して薬剤が噴霧されているのを確認してから使用する
・噴霧したら軽く息を吸う
・薬剤がたれるようなら暫く頭を傾ける
・流れ出てくる薬剤はティッシュで拭き取る
決まった時間に噴霧しなければならないそうで、指示された時間はなんと夜中の23時30分と1時30分。2月から早起き生活になって、慢性的に寝不足になっている私にはキツイお時間です……。薬剤の噴霧から36時間後に排卵が起きる、ということなので、頑張って起きてちゃんと噴霧致しました。
3/6(土) D12
土曜日なので旦那さんと一緒にキネマへ。今回は院内採精でチャレンジです。
無事採精でき、1時間後くらいに診察室へ呼ばれました。
精液検査の結果が余りに素晴らしくて、目を皿のようにして数値を見てしまいました。
量2.5ml、濃度9200万、運動率79.3%、良好運動精子率73.9%、奇形率14.1%。
こんな数値見たことないど~(^^;。旦那さん、ありがとうよ~。
そしていつものように内診室でAIH。
エコーで卵巣を見てみると、先生が「ちょうど今卵胞がつぶれてるところかも」と言って説明をしてくれたんだけど、……確かにまん丸の卵胞はないけど…でもそれっぽいのはありそうな…、でも確かにざらざらしたノイズのようなものが見え……正直言ってよく分かんなかったです。
氏名の確認をして分泌物を除去、旦那さんの分身達を注入して終わりです。
入浴はシャワーのみ、持参したナプキンをあてて、昼ご飯から抗生剤のケフラールを服用します。
今回も処置後に回復室を使わせてもらいしばし安静にしました。
回復室はほぼ満杯。こんなにたくさんの人が採卵していたのね……。
精液検査の結果があまりに良かったからか、今回は横になっていて自然と嬉しい気持ちがこみ上げてきました。旦那さんの分身達がいるんだ~、って、よく入ってくれたね~、って。
一応、卵胞がつぶれているのが確認できた(みたい)なので、排卵の確認はなし、体温が上がったら処方済みのルトラールを服用し、体温が上がらなかったら電話してください、ということになりました。
AIH後に黄体補充を目的としてhCG5000単位の注射をしましょう、と言われたのですが、ルトラールも飲むことだし、注射は必須ではないのでは?と思ってしまい、注射はしないことにしてしまいました。
極力体に余計な刺激を与えたくない、というのと、注射をするとプラス1,000円…、と思ってしまったのと、できることなら注射はしたくない~、という気持ちが働いたのです。
でも今になって、出来る限りのことをするために、やはり注射しとけば良かったのかな~、と悔やんだりもしています…。
診察の最後に、先生から「生理が来たら電話で予約してもらって、……今後のことを考えましょう」と言われました。「今後のこと」って、体外に進むかどうか、ということよね。
やはり人工授精をすでに8回も行っており、なのに結果がでていないわけで、体外授精を視野に入れなければなりません……。クリニックがどういう方針で体外授精をしているのか、説明を聞いた方がいいと言われていたので、不妊コーディネーターさんのカウンセリングを予約しました。
体外授精についてはまだおおまかなことしか分かっていない私ですが、痛いの・グロいの・怖いのが基本的にダメな人間なので、気持ちの上で体外授精にはかなり抵抗を感じています……。カウンセリングで夫婦ともに体外授精について理解し、この先の治療を考えていければな、と思っています……。
二度目の通水検査 [人工授精(AIH)周期]
冬季オリンピックがあっという間に終わってしまったり、チリで大地震が起きて津波が押し寄せてきたり、怒濤のように日々が過ぎています。
三陸沿岸に住む私の親戚・友人達に特に影響はなかったので一安心だったのですが、漁業(養殖)に深刻なダメージがある、ということで気がかりです。
今回の周期は、卵管のお掃除をするという目的で通水検査をすることになっていました。
D7に予約をしていたのですが、その日は月曜日!と気づき、D8に変更してもらいました。(月曜日の診察は、6回目のAIHの件以来ちょっとトラウマなのです…)
その分、排卵が早かった場合AIHができない可能性が高まった訳なのですが、排卵はそんなに早くないのではないかという根拠のない自信があり、D8に2回目の通水検査を行いました。
先に卵胞の育ち具合をチェック。
16.8㎜というビミョーな大きさの卵胞が育っていました。
血液検査をして通水検査をするかどうか判断しましょう、ということになり、採血しました。
結果は E2:177.5、LH:3.6。
排卵が近づくとE2は200を超えてくるはずだし、LHも低いので、すぐの排卵はなさそうだ、ということで、予定通り通水検査を行うことになりました。
内診室で器具を当てられ、先に消毒。そして水が入りますからね~、と言われぐぐぐー、っと押し上げてくるような痛みを感じました。今回はお掃除が目的なので水圧強めでいきます、と言われていたのです。前回は生理痛のような痛みだったのですが、今回はそれが更に強くなり押し上げてくるような感じでした。結構辛かった。最後にもう一度消毒をして終了。水が戻って排出されているのが分かりました。
卵管の透過性は問題ないでしょう、ということでとりあえず一安心です。
通水検査後は卵管の通りがよくなって妊娠しやすい「ゴールデン期間」といわれているようです。が、前回の検査後はとりあえず妊娠してませんので……。あまりあてにはしていません……。
その日の午後、軽く出血がありました。そして下腹部に違和感をなんとなく感じていたのですが…。
翌日、体温を測るとスコーンと高温になっていました。血液検査をしていなかったら不安になるような体温。
そして下腹部痛となぜか肛門様が痛くて…。まともに歩けないくらい痛かった。
横になって休んでいたら少し良くなったけど、走ることはできなくて、頭も熱っぽい痛みがでてきたり、うっすら吐き気がしたり、なんだかすごく辛いことになってました。
水圧が高かったせいでしょうか。多分、炎症が起きていたのではないかと思われます。
今はだいぶ落ち着きましたが、まだ下腹部に違和感があります。
AIH、できるのだろーか……。
早めのリセット&医療費控除 [人工授精(AIH)周期]
冷え込んでいた先週とうって変わって春らしい日が続いています。2月ももうすぐ終わりです…。
着床出血なのでは、という期待を捨てきれずにいた周期でしたが、昨日リセットとなりました。
やはり先生の言うとおり排卵期の出血か、もしくは膀胱炎だったかな、と思います…。
いつもなら、黄体補充のために飲んでいるルトラールを飲み終わって3日後にくる生理が、今回は2日後にきました。生理周期は24日。やっぱり短めだよなー…。
ここ最近の生理周期が短いのが気になっていて、先日、先生に大丈夫なのか聞いてみたことがあったのです。
排卵誘発剤を服用していると、卵胞を育てようと薬が作用するため、排卵が遅めになる傾向があるのだそうです。
排卵誘発剤をやめたことによって、育てようと作用していた抑えがなくなって、反動で短くなっているのかな、と思いました。
私はもともと薬なしでもきちんと排卵はしているので、クロミッドなどの強めの薬ではなく、効き目も副作用もマイルドなセキソビットを処方してもらっていました。
しかし、「マイルドである」というだけで、決して効き目や副作用が「少ない」わけではないのだな、ということを実感しました。
クロミッドなどのクロミフェン製剤がストレートパンチなら、セキソビットなどのシクロニフェル製剤はボディーブローのようなものなのかな…、と。じわじわ効いてくるけど、確実にダウンを奪えるほどに作用しているのだと思います。
……とにかく、新しい周期の始まりです。
「なんで妊娠しないんだろう」を考え始めると負のスパイラルに陥っていくので、あまり考えないようにしています…。
私にできること、すべきことといえば、赤ちゃんをお迎えできるような体と心を持つことです
ゆきつ戻りつしながらも、体調とメンタルの調子は、ここ数年で確実に良くなってきていると思っています(というか、そう思いたい…orz)。
きっと、私の体だってまだ捨てたもんじゃないはずっ。
自分と自分の体を信じて、前を向いていきたいと思っています。
クリニックへはD7に予約を入れました。
通水検査を行う予定です。
完全に生理の経血が止まってからじゃないと検査はできないので、経血が止まらない場合は連絡してください、ということでした。
そして水が降りてくることがあるのでナプキンを1枚持参してください、とのことです。
今回も痛みがないといいなー…。
【確定申告の季節】
確定申告の医療費控除のために、2009年にかかった医療費を集計していたのですが…。
1年間不妊治療のために通ったキネマの医療費&薬代は ¥282,440 でした(交通費除く)。
費用が多くかかったものとして、
人工授精(AIH)が5回 (1回 約¥18,000 注射があるとプラス約¥1,000)
精子凍結処理&保管料3回 (1回¥21,000)
があります。
その他、昨年は夫婦で人間ドックを受診したりしたので、我が家の医療費は30万円を超えてしまっていました。
精神科の治療で頻繁に通院していたときも、30万を超えることはなかったのに……。
しかし、これでもまだ少ない方なんだよな~~~。
体外授精に進んでいる方の医療費を、WEBやクリニックのノートなどで見ることがあるのですが、大体皆さん100万とか200万ですよね…。恐ろしいです…。
旦那さんにその話をしたところ、「でも、子供ができたら1人に3,000万円くらいかかるんだよ」って、言われました……ヽ(・_・;)ノ おっと~。
その中の100万、200万なら別にいいじゃないか、ということなんですけど……(よくもないか… ^^;)。
お金、かかりすぎです…。
なんか、気が遠くなってきた…。
一安心な内膜&赤ちゃんに会いに [人工授精(AIH)周期]
雪が降ったりして、冷え込んだ日が続いています。
風邪などひかれていないでしょうか。
D11にAIHをして、排卵済みの確認を1週間後のD18に行いました。
その前、AIHをして4日後と5日後に出血がありました。ほんのちょっとだけだけど。
AIHでできた傷が原因の出血なら、普通AIHの翌日くらいのはずです。
AIH以外の理由だったら、得意の膀胱炎、という説も考えられたのですが、もしや着床出血? という淡い期待も抱いていたり…。でも着床出血にしては時期が早いんですよね…。
そうして迎えたD18。
エコーで確認してみると、左の卵胞はキレイに消えてなくなっていました。
そして内膜は10.8㎜。
D8の検査の時は6.9㎜しかなかったので心配していたのですが、ぐぐっと厚くなっていたようです。よかったよ~。10㎜超えたのも久しぶりのように思いました。
診察室に戻って、不正出血があった旨を話しました。
先生いわく、恐らく排卵期の出血でしょう、とのこと。
AIHによる出血は通常処置の翌日くらいで、出血していたものがどこかに溜まっていて、それが降りてきたとも考えられるけど、可能性は薄い、とのこと。
排卵期はホルモンのバランスが変わるので、そのことにより出血することはある。そちらの方が可能性としては高い、ということでした。
量も少なく、出血も止まっているなら気にすることはないと思います、とのことでした。
「着床出血」の「ち」の字もでなかったよ~(T_T)。
すっぱり諦めないといけません……。
ちなみに、もうルトラールを飲み始めていたので血液検査はしませんでした。(大体どれくらいなのかは前周期に分かったので…)
AIHの処置の後、上昇するどころか下降していった私の基礎体温はルトラールを飲み始めたらぐっと上がり、大体高温を維持しています。
先生に基礎体温を見てもらったのですが、AIH後に下降したのは気にしなくていいですよー、ということでした。…そんなものなのか…(^^;。
以後、出血は全くなく、妊娠の兆候を思わせるものも全くありません……。
今回もダメっぽそうだな~、と思ってます……。
来周期は生理が終わった頃(D7の予定)に通水検査をすることになっています。
卵管のお掃除をするためです。
しかし通水検査の3日後以降でないとAIHはできないので(感染症の予防のため)、もし排卵が早かった場合、AIHはできずにタイミングになってしまう可能性があります。
どうなることやら……。
そして来周期あたりから、体外授精についての説明を夫婦で受けようかな、と考えています…。
【赤ちゃんに会ってきました】
去年無事に出産した私の友人に久しぶりに会いに、そして赤ちゃんに初めましての挨拶をしに、友人宅に行ってきました。(友人の出産についての記事はこちら→「リセットと友人の出産」)
今回用意してみた出産祝いです。
外に出歩くのが好きな彼女なので、「イギリスのママが考えました!」という、赤ちゃんを普通の椅子にも座らせることができるシート?のようなもの と、びよーんと伸びるおもちゃをセットしてみました。
使えるものだといいんですけど…。
お宅に到着し、赤ちゃんにご挨拶(*^^*)/。
そして、「○○ちゃん(私の名)、お酒飲むよね?」と言われ、テーブルを見ると、スパークリングワインが1本どーんと置いてありました(^^;。
他のお宅でも同様のことを言われ、オートマティックにお酒を用意されていたことのある私です…。(飲んべえなのです)
「一緒に飲もうか」って言われたんだけど、えええっ、あなた授乳中でしょうが~(私も高温期だけどさ…)、とつっこむと、お酒飲んだ後は粉ミルクにしてるから大丈夫、って言われました…。そういうもんなのか???
赤ちゃんはアトピーになっていて、かゆがってできた掻き傷があって可哀想だし、友人も食べ物を原材料のレベルで全て記録しなければならないそうで、とても大変そうでした。
赤ちゃんは最初のうちは神妙な面持ちだったのですが、私になれてくると笑顔がでてくるようになり、(友人曰く)おしゃべりもするようになりました。とってもご機嫌な様子を見てたら私の心も癒されました。やっぱり赤ちゃんはいいですな~(*´ω`*)。私も自分の赤ちゃんと会える日がくるのかな~(^^;。
レストラン並に美味しい手料理を頂いて、たっくさんお喋りして、あっという間のひとときでした。
赤ちゃんがすくすくと、アトピーをものともせず大きくなりますように
【一人オリンピック談義w】
先日の上村愛子選手は残念でした…。ガチで応援してたんですが…。
でも、雨まで降っちゃうような悪条件の中、好成績を出して、全力で滑れたと思える滑降ができ、上位に入賞した、というのはすごいことだと思うのです。
是非、胸を張って欲しいです。
そして、たっぷり自分にご褒美あげて、気が済むまで休養してほしいです…。
そして…。
男子フィギュアの高橋大輔選手が銅メダルですね すごい
高橋選手のスケートにすっかり魅了されました。芸術の域に達していると思います!
しかも日本人選手が皆入賞した、というのもすごいことだと思います。
一生懸命何かに打ち込んでいる人はみんなキラキラしていますね。全ての選手に頑張ったね!って言いたいです。
そして、リュージュの公式練習中に亡くなられたグルジアの選手のご冥福をお祈りします…。
自宅採精で7回目のAIH [人工授精(AIH)周期]
暖かかったり寒かったりの日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。
空の色も、パキッとした冬の青から、かすみがかった春の空の色に変わってきました。
排卵誘発剤を使わないと決めた今周期、卵巣の腫れの確認やセキソビットの処方がなかったので、新しい周期の1回目の診察はD8の2/6(土)に行いました。
2/6(土) D8
エコーで卵巣を見てみると、左から18.2㎜の卵胞が育っていました。内膜は6.9㎜。結構薄いんだけど大丈夫なんだろうか……。
卵胞が大きくなってるので、血液検査をすることになりました。結果はE2:212.5、LH:6.1。
前回の周期、やはりD8に卵胞チェック&血液検査をしていたのですが、そのときと比べると今回の方が数値が低め。ということは、前周期よりは排卵は遅いのかしら?と思いました。
その予想通り、AIHはD11の2/9(火)に行うことになりました(前回はD10だった)。
先生から、「もし今回の周期の後に生理が来てしまったら…」という話を切り出され、もしや「体外受精に進みましょう」という打診では(*○*;)、と思って私は身構えてしまったのですが、「通水検査をやりましょう」という提案を受けました(ほっ)。
しばらくやってないよね~、と言われたのですが、1年以上前に1度やったっきり通水検査はしていません。卵管が閉塞していないかを検査する元々の目的ではなくて、卵管の中をきれいにする、という目的でやりましょう、ということなのです。ただ、経血が完全にでなくなってからじゃないと検査はできないし、通水検査から3~4日あけてからじゃないとAIHはできないんです、という話をされました。私は生理が終わるのがだいたいD6くらいなので、通水検査をするのがD7、AIHはD11以降、という日程になります。排卵が少しでも伸びてくれればいいんですけど…。
また前回の周期と同様、この診察の時にルトラールを処方してもらいました。AIH後、体温が上がってきたら服用します。
今回のAIHは平日で、今までは可能な限り旦那さんも来院して院内で採精していたのですが、職場が異動したばかりで朝に暇をもらうことは難しいだろうと思い、看護師さんに自宅採精をする予定だと伝えました。注意事項などのメモと容器をいただき、AIHに備えます。
2/9(火) D11
9:30に来院の予定でAIHの日。旦那さんに普段より早く起きてもらい、採精してもらいました。自宅採精での失敗があったので(そのときの記事はこちら→「やっぱダメだった人工授精」)、旦那さん一人で採精してもらおうと思ったのですが、やはり私がお手伝いすることになってしまいました…。でも、今回は無事に容器に採取することができ、すぐに保温用の容器に入れました。
自宅で採精する場合の注意事項は、
・来院時間の4時間前までの精液を採取する
・プラスチックの容器は滅菌済みなので、直前まで開封しない
・容器のフタに私の氏名とID番号、採取日時、用途を油性ペンで記入、容器にも氏名とID番号を書く
・精子は光に弱いので、すぐにアルミ箔で包む
・人肌程度に暖めて持参する。
クリニックでは、精液の入った容器を人肌程度に暖めた缶コーヒーとともに、魚釣りで使う発泡スチロールの容器(釣具店・クリニックで購入可)に入れて持参するように指示があります。
↓ 採精用の容器
採取が終わってから来院まで3時間も時間があくので、その間に精子君達が息絶えたりしないか心配で心配でしょうがなかったです。しかも、何かの入れ物に入っている精液を見るのは初めてだったので、これだけですか、と量の少なさにも驚きました。
気がせいてしまったので、予定の時間より早くクリニックに行ってしまいました。受付で容器を提出するのですが、一緒に入れていた缶コーヒーはすっかり冷めていて、精子君の入った容器も全く暖かくなく、ダメになっていたらどうしよう~~(>_<)、とすごく焦りました。
容器を受け取った受付の人が、なぜかぎょっとした顔をしました。名前が見えた方がいいだろう、と思ってアルミ箔を外して容器を渡したのですが、精液が丸見えだった上に光が差し込んでしまって、精子君にとってさらに良くないことをしてしまったのでした……。
1時間40分くらい待たされて、AIHとなりました。私の心配をよそに、精液検査は院内採精の場合とほとんど変わらない結果でした。量:2.5ml、濃度2800万、運動率60.7%、良好運動精子率57.1%、奇形率32.1% です。本当によかったよ~~~(ToT)。
いつものように内診室で人工授精。
エコーで卵巣を確認してみると、卵胞はまだ残っていました。排卵はまだのよう。
器具をあてられ、不純物を取り除かれ、旦那さんの分身達を注入してもらいました。この瞬間は毎度祈るような気持ちでいます。
1週間後に排卵の確認をする、ということで診察は終了。
前回同様、回復室で休ませてもらっている間にhcg5000単位の注射を打ってもらいました。筋肉注射に慣れてきたのか、あまり痛みは感じませんでした。
お会計は¥19,219。院内処方の抗生物質をもらい、クリニックを後にしました。
そして……。
AIHをして2日経ったわけなのですが、体温がまだ全然上がってきません…。どうしちゃったんだろう?? 体温が上がったらルトラールを服用、なのですが、なかなか上がってこないのでいつから飲もうか考え中です…。
加えて……。
抗生物質を1回飲み忘れました。特に異変はないと思うので大丈夫だとは思うのですが…。
今回は特に出血もなく、乳首痛もありません。そういえば、ちょっと腰が重苦しかったくらいで、これといった排卵痛もなかったような気がします。(というか、排卵しているんだろうか)
先週は割と忙しく、ストレスも抱えていて、それが原因かどうか分からないけど、メンタルが不調になりました(*_*)。特に出社前や朝、変な緊張感のようなものを覚えるようになり、日を追うごとに強くなって、不安感と焦燥感と緊張感を足して割ったような落ち着かない気分になっていました。そしてその気持ちが胸と胸の間にべったりと張り付いてはがれなくなったのです。
歩いてみたり、気持ちを前向きに切り替えようとしたりするのですが、一時的に良くなってもまたすぐべったり貼り付いてくる感じ…。イライラしていたわけでも、とてつもなく辛いことがあったわけでもないのに、自分の感情と全く関係なくメンタルの調子が悪くなるという感覚を久しぶりに味わいました。
先日の旅行でいい気分になっていたので、その反動だったのかな…、と思います。
人間も、振り子や海と一緒なんだなー、って思いました。いい方に振れれば次は悪い方、寄せては返し…。体の反応もいき過ぎると押し返されるし、何事も「過ぎたるは及ばざるがごとし」ということなんでしょうね…。
今はとりあえず安定してると思います。旅行後の平和な気持ちがすでに失われてきているのは本当に残念なのですが、極力体調に気をつけて過ごしたいと思います。
ところで。。。
もうすぐバンクーバーオリンピック ですね。
トリノからもう4年も経つなんて信じられないのですが。
個人的に、上村愛子選手を熱烈に応援しています
テレビの番組でこれまでの上村選手の軌跡を紹介していたのですが、努力してもなかなかオリンピックの表彰台に上ることができない、努力が実を結ばない辛い時期があったのだそうです。
それでもめげずに、前向きにより良い方向性を探し、過酷なトレーニングを積み重ね、今季表彰台に近づく実力を備えるまでになったのだそうです。
心が折れそうになることがきっと度々あっただろうと思うんです。先が見えない中、辛いトレーニングを続けるのも大変だったと思います。
決してあきらめないで、才能があるのに努力も惜しまない上村選手にすごく励まされました。
それになんと言っても、ルックスがかわいい(*^^*)。
すごく応援してます これまでの努力や思いが実を結ぶ大会になりますように。
そしてすばらしい平和の祭典になりますように。
あっさりリセット&セキソビット休む [人工授精(AIH)周期]
前回の記事を書いた翌朝、下腹部痛と共に目が覚めて、トイレに行ったらヤツがお出ましになり、結局リセットとなりました(+_+)。
生理周期は23日。自己最短記録は22日なので、第2位の記録w。こんな短くて大丈夫なんだろうか…??
やはりルトラールを飲んで3日後の生理でした。
昨年12月頃から体調が優れないことが多く(特に年末年始がひどかった…)、根拠はないけど排卵誘発剤が一因のように思えていたので、今周期もセキソビットを休みたいな、と考えていました。
キネマに電話してその旨を相談してみると、自然周期ということでご希望だったらいいですよ、とのこと。卵巣の腫れをみる必要もないので、D8~10の間に予約をしてください、と言われました。ということで、D8の2/6(土)に予約。新しい周期のスタートです。
実は旦那さんが今日2/1付けで職場を異動しました。
もしかすると引っ越しをすることになるかも、という話もあったのですが、幸い引っ越しの必要は(とりあえず)なく、今までと同じ生活を送れることになりました。
ただ、新しい職場はドアtoドアで通勤に片道2時間かかる、ということで、私の出社時間と2時間半くらい開きがでるようになってしまいました。今までの職場は40分ほどしかかからなかったので、恵まれすぎだったのでしょうね…。
朝食はちゃんと食べて欲しいので、朝5時半に起きました…。結構眠いです。
毎日続けられるか心配…。
自分の時間が朝に確保できることになりそうなので、ブログの更新などもこれからは朝になりそうです。
新しい生活、がんばるぞー。
6回目のAIH [人工授精(AIH)周期]
先週末から5日間、旅行でフィリピンに行っておりました。
出発前はバタバタしてしまい、記事の更新もできないまま旅立ち…。もう高温期も後半ですが、今回のAIHの記録です。
1/14(木) D8
早めの卵胞チェックをしにキネマへ。黄体か育ってきている卵胞か微妙な物体は18.8ミリに成長しており、黄体ではなく卵胞だった、ということが分かりました。
血液検査の結果はE2:390、LH:8.2。排卵が近そうということで、AIHをD10に行うことでスケジューリング。まだ1つ残っている凍結精子ではなく、院内採精でフレッシュな精子を使用したい旨を伝える。
今回もルトラール服用したいですか?と聞かれたので「はい」と答えると、もう処方しちゃいましょうか、という話になりました。保険外になるのを避けるため予め処方しておいて、AIH処置後体温が上がったら服用を始める、というパターンです。保険外にならず、黄体補充もすぐにできるのでこりゃいいや、と思いました。これからはこのパターンでいこうかな。
1/16(土) D10
旦那さんとともにキネマへ。1時間くらい待って旦那さんが呼ばれ、無事に採精。更に1時間くらい待って私が診察室へ呼ばれた。精液検査の結果は、・量:2.0ml ・濃度:5000万/ml ・運動率:64.0% ・良好運動精子率:58.0% と、なかなか良い結果(というか、前回の融解後の凍結精子と比べると天と地ほどの差…)。
ナプキンを持って内診室へ。エコーで卵巣を確認してみると、まだ卵胞が残っていた。氏名の確認をして器具があてられ、すぐに処置が完了。痛みはありませんでした。
排卵を確実に起こすためにhCGの注射を打ちましょう、ということになりました。排卵の確認しますか?と聞かれたので、念のためお願いしました。その際、(順調にいけば)ルトラールの服用を始めているその状態で、P4の値が一体どれくらいになるのか以前から知りたかったので、P4値の検査も併せてお願いしました。
体をちょっと安静にしたかったので回復室へ案内してもらい、安静後にhCG注射、という手はずでお願いしたのですが、回復室で休んで少し経った頃、看護師さんが何やら器具を持って現われました。安静にしている間に注射をしてしまいましょう、ということなのです。そ、そんな…、心の準備が…(←注射が苦手)。しかもこんな軽く密室な所で私、お尻を出すの?(*/∇\*) (別に肩でもいいんだけど、お尻の方が楽なような気がするのです…) ちょっとあわあわしてる間に、手際よくhCG5000単位の注射が打たれ、なんとなく今回はそんなに痛みがないように感じました(動揺していたからかも)。
この日はお風呂はシャワーだけ、夫婦生活も控え、昼食後から院内処方の抗生物質を服用するよう指導されました。
その日の夕方頃、左の腰から下腹部にかけて結構激しい排卵痛がありました。いつもより痛くてちょっと辛かった。
そしてAIHの処理をした翌日から3日間、珍しく乳首痛がありました。まさかこんなに早く妊娠の兆候がでるわけないし~??、と思い調べてみたらhCGの影響で乳首痛が起こることがあるようです。
出血も特にありませんでした。
1/21(木) D15
排卵の確認とP4の値を知るためにキネマへ。内診室で確認してみると無事卵胞は潰れて排卵していました。内膜は8.01㎜。8㎜以上でOKということなので、ギリギリな感じです…。
そして「今回はいいんじゃないですか」と言われて示されたP4の値は13.9。…うーん、確かに10は越えてるけど、ルトラールを服用して既に4日経過しているのに、この値なの?と正直私はがっかりしました。ここ最近の私のP4値は大体8~13のあたりで推移しているので、ルトラールによって1~6くらい値を改善させるのだな、ということが分かりました。決して10とか、ガツーンと値を上げる薬ではないのだな、と…。
そして旅行から帰ってきたD21にルトラールを飲み終わりました。このまま、いつものパターンでいくと、服用終了後3日後にあたる明日、生理が来る予定です。しかし、もし明日生理になったら生理周期は23日になってしまいます。ちょっと短すぎだろーー。それとも、通常の生理周期25日になるようにリセットとなるのか、なにぶん排卵が早かったので分かりません。
今回旅行に行って、なんだかすんごく気分転換できたんです。気持ちがとても楽です、今…。
キレイな海や景色を見て、泳ぎまくって、素敵な時間を過ごして、ホスピタリティ豊かな人達に触れて、心がすごくほぐれたような気がします。逆に出発前、日本にいたときは、やはりなんだかんだ言って結構自分を追いつめていたんだなー、と感じました。
旅行後のこの心の状態を忘れないで、これからのベビ待ちを続けられたら、と思います。
(フィリピンのエルニドにて)