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5回目の健診で転院 [妊娠中期]

 年末の足音が聞こえてきました。私の中での2011年流行語大賞は、間違いなく「よっこいしょ」なんですが。。。[たらーっ(汗)]
 現在妊娠8カ月なので、健診は2週間に1回になりました。ブログ記事の内容と現状がどんどん離れていってしまうので、早いとこ追いつきたいと思っています[あせあせ(飛び散る汗)]

 妊娠7カ月の時に5回目の健診を受けました。この健診をきっかけに、妊婦生活が大きく変わることとなりました。

 26w 3d

 いつものように尿検査・体重/血圧測定をした後、糖尿病のスクリーニング検査のための糖水を飲みました。砂糖が入っている結構キツイ炭酸水です。 1時間後に採血して糖尿病の検査をします(貧血の検査も兼ねていました)。

 もうすぐ1時間経ちますけど~?、というタイミングで診察室へ呼ばれ、最初に浮腫や子宮底長の測定。

 浮腫:(-) 子宮底長:26 腹囲:78

 そしてお腹の上からの超音波。
 赤ちゃんの推定体重は1000グラムとのこと。随分大きくなったんだな~、と 感じました。
 性別はもう知ってましたか?、と聞かれ、「前回男の子だと言われていました」と答えると、「あ、そう? 今日見た感じは女の子なんだけど」と言われてしまいました[目]。 先生、前回これがペニスだと教えてくれてたぢゃないですか。。。[ふらふら] ベビー用品をそろそろ揃えなきゃ、と思っていたので、危なく男の子カラーで購入してしまうところでした[あせあせ(飛び散る汗)]。(→その後、男の子だとはっきり分かったんですけどね…)

 その後、経膣からの超音波。
 切迫早産の兆候がないかをみるため、経膣からの検査も行います。
 私の場合は前回の健診で低置胎盤と言われていて、今回の健診で胎盤の状態を詳しく確認しましょう、ということになっていました 。

 内診台にのって、カーテンが閉められ、待つことしばし…。
 カーテンが開けられて、モニタを見ながら説明が始まりました。

 子宮口はしっかり閉じていて、子宮頚管長は十分ある(数値は忘れてしまいました[あせあせ(飛び散る汗)]) ので、切迫の症状はない、とのこと。
 しかし、やはり胎盤の位置が非常に低く、「子宮口から一番遠いところで0.8cm」と言われました。それを聞いた瞬間、は???、と思ってしまった。0.8cmって、1cmないってこと? それに、「一番遠いところ」の意味が分からない。普通こういうのって、一番近いところを測るんじゃないの?? そう思って、「一番近いところは何センチなんですか?」と聞くと、「一番近いところは、もうほとんど子宮口にかかっている感じなので、0cmです」と言われてしまいました[がく~(落胆した顔)]

 大学病院に転院してもらうことになるから、紹介状書きますね、と続けざまに言われました。私、まだ内診台にのっている状態でしたが、ちょっとまってーーー[exclamation][あせあせ(飛び散る汗)]、と思ってしまいました。確かに、前回の健診で、低置胎盤だったら大学病院で出産してもらうことになる、と聞いていたけど、それは分娩の時の話で、健診をしているこの時期から転院することになるとは思ってもみなかったのです。心境としては、レッドカード食らって一発退場[パンチ]、みたいな感じでした…。

 納得できない気分でいたのに、糖尿病スクリーニング検査のための採血時間になっているので、いったん診察を中断して処置室へ行くように言われました。身支度をしてそそくさと診察室を出、 採血をする処置室へ行きました。

 採血後、診察室の前でしばらく待って、また中へ呼ばれました。
 先程は慌ただしく話をされたのですが、今度はちゃんと子宮の図を書いて説明してもらいました。

 子宮の下の方に子宮口があって、赤ちゃんはそこから生まれてきます。
 胎盤は普通子宮の上の方にあって、赤ちゃんが先に子宮口から出てきて、その後胎盤が出てきます。
 しかし、胎盤が低い位置にあると赤ちゃんより先に胎盤が出てきてしまうため、酸素や栄養が赤ちゃんにいかなくなり、赤ちゃんが危険な状態になるし、子宮口を塞ぐことにもなってしまいます。
 もし出血が始まったら、すぐに赤ちゃんを取り出す必要があります。でも赤ちゃんはまだ十分に育っていないので、取り出したらNICUに入らなければなりません
 赤ちゃんを取り出してからNICUのある病院へ赤ちゃんを搬送するよりも、NICUのある病院で経過観察をし、何かあった時すぐにNICUに入れるようにしておいた方がより安全でしょう。ウチの病院にはNICUがないので、周産期センターになっている大学病院へ転院してもらいたい

 
 ……ということでした。

 やっと納得できたのですが、その後、先生から「ARTですよね?」と聞かれました。一瞬、へ?、と思ったんだけど、キネマARTクリニックのART(生殖補助医療技術)のことか、と思い、「はい」と答えました。すると、「多いんですよ、ARTの妊婦さんで胎盤位置異常の人」、と言われました。 3年近く不妊治療をしていたけど、そんな話聞いたことないよ……?

 先生に他意は全くなかったとは思うけど、私の側としては、「これだからARTの妊婦は困るんだよ」的な空気を感じてしまいました。それならまだしも、生まれてくる赤ちゃんまで、何かの病気や異常があった時に、たとえそれが普通妊娠の子にもみられることだとしても、「ARTの子だから」と言われてしまうのではないか、と余計な悲観まで抱いてしまった。

 子宮が大きくなるにつれて胎盤もあがっていくケースが多い、と説明されました。なので、もう少し週数が経てば、予定日までにはもしかすると胎盤があがっているかもしれない、ということでした。

  胎盤が十分に上がって、普通分娩ができる状態であれば、ウチでも出産できますから、戻れるように分娩予約は残しておきます、と言われました。プレママクラスで病棟まで見学して、すっかりここで産む気満々だったので、戻れるものなら戻りたい、と思い、分娩予約は残してもらうようお願いしました。

 診察室を出てまたしばらく待ち、紹介状の入った分厚い封筒を助産師さんからもらいました。糖尿病のスクリーニング検査と貧血検査の結果はまだ出ていないので、後日受け取りに来てください、とのこと。
 私がすっかり意気消沈しているように見えたらしく、「もし戻れなかったとしても、それは赤ちゃんがそっちの病院を選んだ、と思えばいいですから」と言われました…。

 この日は会計で手違いがあったり、仮予約を入れていた助産師外来のことでも、この時の説明と違うことがあったり、なんだかなー[バッド(下向き矢印)]、と 思うようなことが重なって、助産師さんの言うとおり、案外赤ちゃんはここの病院で生まれたくない、って言ってるのかなー、と思ってしまいました[たらーっ(汗)]

 健診の後はしばらく気持ちが鬱々として、もしかすると無事に赤ちゃんと会えないのではないか、という不安が大きく心を覆っていました。もしそうなった場合、手元に残る赤ちゃんの写真が、体の一部分しか映っていない、もう何が何だかサッパリ分からないようなエコー写真だけだったら本当にイヤだと思って、4Dエコーのできるクリニックをすぐにでも予約しようかと思ったほどでした。

  それに、どこまでいっても私は普通妊娠の妊婦さんと同じ土俵に立つことはないんだな、という思いを持ちましたし、勝手に思い描いていた「幸せの出産[ぴかぴか(新しい)]」が実現できそうにもないことに落胆もしていました。

 高度生殖補助医療を選択した時点で、妊娠後(出産後)もあらゆる可能性が懸念されるのだ、ということを私はあまり意識していなかったのかもしれません。妊娠することがまず最初の目標だったから。 お腹の中の赤ちゃんは他の赤ちゃんと今のところなんら変わりはないのだけど……。

 育児本を色々読んで、妊娠・出産ってすごいことなんだなー、と思うようになっていました。そして自分がその体験をできるということに感謝していたし、色んな夢や希望を抱くようになっていました。そんな「Happyなマタニティ[ハートたち(複数ハート)]」の気分に思いっきり水を差されて、思い通りにいかないことに落胆しているんだな、と感じました。

 

 思い通りになんていかない人生の始まりだよ、って、
妊娠判定の後、思っていたはずなのにね。。。

 きっと、転院しなければいけない、という事態も、思い通りにいかない人生の一部なんだろう、と自分を納得させました。

 一番大切なことは、赤ちゃんが無事に産まれてくれること。自分のこだわりなんてどうでもいいよ。赤ちゃんが大事で愛おしい、という気持ちにも変わりはないよ…。

 

 ということで、元の病院で分娩予約を残しつつ、大学病院へ転院することになりました。多分、非常にイレギュラーなケースだと思います[たらーっ(汗)]

 次回からは大学病院での経過について記録したいと思います。


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sachi

pawpawさん、ご無沙汰してます!携帯からコメントしているので、読みにくかったらすみません。

転院、突然言われたら放心状態になりますよね。でも「ARTの人に多い」というのはpawpawさんが落ち込まないように「よくあることですよ」という言葉だったんだと思いますよ。
キネマで授かって来る人も多いと聞きましたし。
低置胎盤なんて自分だけ?って考えすぎないようにだったと思います。もう少し言い方があったのでは?とも思いますが…。

でもホントに母子共に健康に出産できるのが一番ですから前向きに行きましょ!
ちなみに私の友人はそちらで出産したけど、ベビーだけ集中治療室に入らなくてはいけなくて、産んですぐに救急車で運ばれ別々の病院にいることになり、授乳も満足にできないし顔も見られなくて辛かったと言ってました。

大学病院もご近所の、ですよね?そちらの病院も助産師さんたちが素晴らしかったと友人は言ってました。どちらでお産になっても大丈夫ですよ!

ご夫婦とお腹の赤ちゃんとで力を合わせて、素敵なお産にしてくださいね♪

ところで、前回の記事にあった体重2キロ増、スクワット50回って多分私のことです(笑)
スクワットやってと言われてホントに毎日100回やってたのですが「ホントにやってくれた人はじめて~」と言われました(笑)
おかげで安産でしたが。

たくさんお伝えしたいことがあるのですが、この辺で失礼します。
残り少ないマタニティーライフ、満喫してくださいね☆
by sachi (2011-12-15 10:01) 

miffy

pawpawさん、ずっと前に一度コメントさせていただきましたが、はじめまして、に近いです!
私も以前キネマにお世話になっていまして、今1歳半の息子がおります。
そろそろまた、キネマにお世話になろうかなと考えています。

いきなりの転院や先生の発言、不安なことも沢山あると思います。
しかし自然分娩の方でも無事に出産するのは奇跡的なことでありますし、実際に友人でも、経過がいくら順調でも
最終的に緊急帝王切開になった子なども何人かいます。
先生もなんとはなしに口にしたことだと思うので、気にしないでくださいね!(と私ごときが言うのも変ですが・・・)

私は最初から初産で不安もあったためNICUのある病院(S医大)での出産を決めました。
個人病院とは色々違う部分もあるかと思いますが、先生もちゃんと担当制で、親身に細やかに診察してくださいました!
出産が長引いたために心拍と体温の低下があり
一日保育器に入っていたので、
万が一に備えて設備の整った病院で出産してよかったなあと思いました。

それぞれに良さとデメリットがあるかと思いますが、
ご自身も書かれているように、本当に赤ちゃんが無事に産まれてくることが何よりも一番ですので
「今の選択がベストなんだ」と胸を張って、残りのマタニティライフを楽しんでください♪
by miffy (2011-12-20 00:12) 

pawpaw

sachiさん、
携帯からたくさんのコメントありがとうございます。
お返事が大変遅くなってしまってごめんなさい。
実は今、切迫早産で入院中です。。。
PC持ち込んでみましたが、PC操作している姿勢はあまり良くないとのことで、あまり長くは書けないんですが…。お許しください。
確かに、「よくあることですよ」ということだったのかもしれないですね。胎盤が上がってくる人も多いと言われたし、ちょっと悲観モードでした。
入院先の病院は確かに助産師さん・看護師さん達がテキパキとしていて、転院間もない妊婦の緊急入院だったのですが、苦労なく過ごせています。
sachiさん、もしかして大井競馬場までウォーキングしてませんでした(^^;? そんな妊婦さんもいる、という話もあって度肝を抜かれていたのでした。努力なさっていたんですね!
私はとりあえず絶対安静の身で、寝ているだけだと鬱々とすることもあるのですが、それも赤ちゃんのため、と思って寝てるのを頑張りたいと思います(^^;。
Babyとの日々が幸せいっぱいなのが伝わりますよ☆
冷え込んでるみたいですから、赤ちゃんと一緒にお体大事にしてください。
by pawpaw (2011-12-22 15:00) 

pawpaw

miffyさん、
コメントありがとうございます!
キネマで授かって、息子さん1歳半なんですね。カワイイ盛りですよね~(*^^*)。2人目のチャレンジということで、初めての妊娠でイッパイイッパイの私は感服するばかりです。。。
今、切迫早産で入院しているのですが、ここにいると本当に出産って一大事なことだなー、と思わずにいられません。どんなに大変な思いをしても、赤ちゃんが無事に産まれてくれることに代わるものはないですよね。
miffyさんは大学病院でご出産だったんですね。私はまだどちらの病院で出産になるか分からないのですが、どんな状況でも赤ちゃんの無事をいつも考えて選択していきたいと思っています。
アドバイスありがとうございました(^^)。
キネマでの再チャレンジ、応援しています☆
by pawpaw (2011-12-22 15:20) 

sachi

pawpawさん、入院中とのこと、体調はいかがですか?あまりに驚いて、読んでないだろうと思いながらもエールを送らずにはいられませんでした。

寝てるだけって結構疲れると思いますが、本当「頑張って寝て」くださいね!

妊娠も出産も人それぞれですよね。トラブル知らずの人も、ずっと入院中の人も、安産も難産も、色々ありますが、どんなお母さんから産まれても、赤ちゃんはみんなかわいいです!だから今できることをマイペースでやりましょう!

pawpawさんのベビーちゃん、もう少しお母さんのお腹にいてね!

パソコンの姿勢が良くないとのことなので、コメントの返信は結構です。

お大事に!そして少し早いけど、メリークリスマス☆
by sachi (2011-12-23 20:23) 

pawpaw

sachiさん、
エールをありがとうございます~(^^)。
お陰さまで入院後は安定していて、
点滴の量が減ってきて、退院の目途もたってきました。
調子がいいので、返信しちゃいましたf(^^;。
sachiさんも、よいクリスマスを!
by pawpaw (2011-12-24 15:07) 

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