リセットと精子凍結と敬老の日 [人工授精(AIH)周期]
シルバーウィークはいかがお過ごしだったでしょうか。
人工受精もできず、タイミングもそんなに合わせられず、で、リセット濃厚だった今周期ですが、案の定リセットとなりました…。
周期は28日。
基礎体温を見ていて分かったのですが、私の場合、ルトラール(またはデュファストン)を飲み終わった後、中2日でリセットになるようです。周期日数は毎回ばらつきがあるのですが、それだけはきっちりかっちりしていて。血中に黄体ホルモンがあるうちは生理がこない、ということなんでしょうか。(血中の黄体ホルモンがなくなるのに2日間かかる、ということかと…)
なかなか生理が来なかったおかげで、連休中帰省していた実家では温泉三昧できたから、よかったと思えばいいのかなぁ…。
そして、今日D3、キネマに行ってきました。まずは卵巣の腫れがないかを確認。左右の卵巣ともに2、3個の小さな卵胞があった。特に腫れはない、とのこと。
今回の周期について確認がありました。今回は旦那さんの出張いかがですか?と塚越先生に聞かれ、今回も(まだ本決まりではないけど)排卵の時期に出張になりそうな旨を伝えました。「バックアップのため」ということで、精子を凍結することを勧められました。私も今回はそうするつもりでいたので快諾です 。
診察室を出て、看護師さんから詳しくお話を伺いました。精子の凍結にあたって誓約書にサインが必要なこと。費用は凍結処理が1万円+保管料が1年で1万円(税別)。連絡して料金を払えば1年単位で保存の更新が可能なこと。事前の予約が必要なこと。禁欲期間を4~5日設けること。1回の採精でいくつかに分けて保存が可能なこと(分包数に関係なく料金は一緒)、採精後に精液検査をして状態を確認してから凍結にはいること、など。
誓約書の内容は、凍結した精子はダメージを受けることがあるので体外授精の場合は顕微になる可能性がある、ということと、料金と保存期間、保存期間後の処置について(連絡がとれない場合は廃棄)、でした。
旦那さんの都合が分からなかったので、とりあえず自宅で採精する時の容器をもらい、処方してもらったセキソビットを薬局で購入して帰宅。旦那さんと確認し、次回キネマに行く来週の土曜D10に精子の凍結をお願いすることにしました。
これでなんとか人工授精ができそう…。ちょっと今回の件ではへこんでいて、リセットにもなってしまい、なかなか気持ちの切り替えができなくて希望を持てずにいたのですが、なんとなく今回の周期へ期待が持てるようになりました。自分の体もいたわりつつ今周期臨みたいと思います。
連休中旦那さんが出張で、丁度敬老の日だし、おばあちゃんに会いに行きたい!と思い、またもや岩手へ帰省しておりました。
3年前に父方の祖母が他界して、存命の祖父母は母方のおばあちゃんだけになってしまいました。今年で89歳です。
岩手県の宮古市という三陸海岸の港町で生まれ育ったおばあちゃん。波瀾万丈の人生だったそうなのですが、65歳まで魚市場で働いていました。コンクリートに長靴で立ちっぱなし、という仕事を続けたせいで膝を悪くしてしまい、手術すれば治る、と言われていたのに頑として手術を拒否。膝が曲がらなくなり、老人ホームに入居する頃から車いすかベッドで寝たきりの生活になってしまいました。
近頃は認知症がすすんでいて、耳も殆ど聞こえないし(補聴器は嫌がってつけないそうな…)、会いに行ったところで私のことを分かってもらえるのかどうか正直不安だったのですが、去年辺りから体調を崩すことが続いていて、元気なうちに、会えるうちに会っておきたい、と思ったのです。
何かプレゼントをしたい、と思ったのですが、何をあげていいやら迷いました。去年入居している老人ホームが移転して、今は個室だ、と聞いていたので、なんか和むものがいいかなー、と思い、こいつ ↓ をプレゼントしました。
メッセージカードがはさめるようになっていたので、大昔に買っていたポラロイド(チェキ)でおばあちゃんを囲んだ写真を撮り、一緒に飾っておきました。少しでも記憶に残ってくれれば、と思って…。
この前聞きに行った不妊治療の講演で知ったのですが、日々生成される男性の精子と違って、女性の卵子は女性の年齢とほぼ同じ年齢なんです。卵子の元である卵母細胞が作られるのはたった一度、胎児の時だけ。卵母細胞はそれからものすごい勢いで数が減っていき、成熟して選ばれし卵子が排卵の時に一つ、また一つ、と排出されていく。
つまり、まだ私が卵母細胞だった頃(って、どんなさかのぼり方なんじゃ)、私はまだ胎児だった母親と一緒におばあちゃんのお腹の中にいたわけで。…なんか、すごいことだなーって思うのです。
そして、たくさんいたわたしのきょうだいたちは消えてなくなるか、結婚前に排卵されてしまうか、だったのに、母が父と巡り会い、条件が整っているときに私がぽんと排出され、父の精子と出会い、私という人間の命が誕生した。命を頂けて、もうそれだけでありがたいことなんだなーって思うのです。
久しぶりにあったおばあちゃんは痩せていて、なんだか面影もなくなってきていて切なくなりました。でも母は今までで一番いい状態だ、と言うのです。私のことも分かってくれて、案外会話をすることも出来て、行って本当によかった、と思いました。
帰りがけに、一人暮らしをしている叔父にも会いに行ったのですが、「こんにちは~」って挨拶したら開口一番に「赤ちゃんは?!」って聞かれたんです…。別に、悪気とか全然ない人なので、心配して言ってくれてるんだろうな、とは思ったけど、挨拶もそこそこに、あまりに単刀直入に聞かれたので面食らってしまいました…。
命のバトンを終わらせたくありません…。私に赤ちゃんがやってくる日がくるんだろーか、ってへこみそうになるけど、出来る限りのことをして努力していきたいです。
こんばんは☆
精子凍結をするんですね!
いざとなったら、のバックアップがあると心強いですよね☆
胎児の頃の卵子、5百万個以上あるらしいですね~
それが妊娠適齢期の頃には激減しているなんて
なんと効率の悪い。。。
でも、細胞としておばあちゃんのお腹の中に一緒にいた
って考え方、面白い!
ホントそうなんですよね~
とても不思議な気がします。
おばあちゃんに会えてよかったですね☆
うちは残るは来年100歳を迎える父方の祖母だけなのですが、
とても具合が悪いらしく・・・でも事情があって会うことが許されないので、
遠くから無事に100歳を迎えられるようにお祈りするだけです。
のほほん族、どこかのお家で見たことがあります☆
ほっこり癒されますよね(*´ω`*)
チェキの写真も、pawpawさんの思いやりが伝わってきます♪
何百万もの卵子の中から、自分が選ばれて人間として生まれて
くることができた。
運が悪いな~なんて思うこともあるけど、この世に生まれてこられた
ってことは、ものすごいラッキーなチャンスを手にできたんですよね♪
思いやりを持って家族の絆を考えられるpawpawさんには
命のバトンがすぐそこまで来ているのではないかと思うのです☆
by ah*yea (2009-09-26 23:33)
ブロ友さんで、毎回凍結精子でAIHをしている方がいて
凍結すると運動率がさがるというけど、その方は全然変わらないそうです^^
正常な精子ならたいしてダメージはないのかもしれないですね☆
おばあちゃん、pawpawさんの顔見たら元気になったんじゃないですか?^^
かわいいプレゼントみつけましたね☆癒されるなぁ~そういうの♪
そっかpawpawさん、おばあちゃんのお腹の中にいたことになるんですね♪
うわ~神秘的☆御先祖様におばあちゃんにお母さんお父さんたちにも感謝ですね。
そうやって選ばれて生まれてきたんだなぁと思うと、生まれてきたことを感謝できますなぁ^^ こんなことを知れたのも不妊治療をしてるからなわけで、いつか「あのときは治療で大変だったけど今はほんと幸せ~」なんて言ってる日がくることを楽しみにしたいですね♪
ってかその叔父様、気遣いのできない方なんですね^^;
男性に多いっていうけど、開口一番って…^^;;;;;
by ★ぴょんぴょん★ (2009-09-28 00:13)
おばあちゃん思いのpawpawさん、敬老の日に会いに行かれて、おばあちゃんもとっても嬉しかったと思います♪
プレゼントも見ていると笑顔になれる表情で、私まで癒されちゃいました。
そして今回は精子凍結をされるとの事...
ご主人が出張が多いみたいなので、その方が確実で安心してられますよね。費用のことや、保存の仕方なども詳しく書いていただいて、とても参考になりました。
次回のAIH、応援しています!私も早く治療始めたいです...
by amy☆ (2009-09-28 11:56)
おつかれさま。
心配ないですよ♪^^
前向きに・・お二人の
気持ちは 叶います☆
考え過ぎはいけないよ^^。
がんばれ♪♪ おばあちゃん
喜ぶね^^
by しげ (2009-09-29 12:13)
おばあちゃん、調子がよくてよかったですね。きっとかわいいお土産持って会いに行ったpawpawさんの気持ちが伝わったんですよ♪
おばあちゃんから繋がっている命、という考え方、目からウロコでした。うちはもう祖父母はみんな亡くなってしまいましたけど、そうして繋がっているんですね。
凍結精子の話、参考になりました!
by 小萩 (2009-09-30 16:45)
~暖かいコメント頂いたのにお返事遅くなり申し訳ありませんm(_ _)m~
●ah*yeaさん、
そうです、確か何百万個という数だったよな~、と思ってました。
それがめきめき減っていくんですからもったいないというかなんというか。
生殖細胞の原細胞は胎児の時に作られるんですよね。
こじゃらしちゃんも丁度作られてる頃かも知れませんねぇ。そしたら将来のお孫さんの元(^^;)もah*yeaさんのお腹の中にいる、ということになるのかな。
100歳のおばあちゃん、すごい!1世紀生きるってすごいですよ。元気でいて欲しいですね。
頂いた命だから、より良く生きていかなきゃな、って思います。命のバトンをもらいたいのですが、まだ試練が待ちかまえていそうで…。でもがんばりまっす。
●★ぴょんぴょん★さん、
おお!そういえば運動率のことを聞くのを忘れていました(>_<)。
以前の看護師外来の時に言われた運動率低下のこと、今度採精したときに一応聞いてみます。でも、★ぴょんぴょん★さんのブロ友さんのように、運動率が落ちないならいいな~。その時の精子にもよるのでしょうけど…。
不妊治療やら精神科の治療やら、ベビを授かるまでにかーなーり遠回りをしているのですが、そのことで得られた気づきも確かにあって、私に欠けていたものなのではないかと思うのです。忘れないように大切にしていかなきゃな、と思います。
母の家系の人は思ったことをすぐ口にするタイプの人が多くて、叔父さんは独身で子供もないし、きっと新しい家族の誕生に期待してくれてるんだろうな、とは思うのです。それにしても「そこからスか~??」みたいな…。察してくれよ(-_-;)とも思いましたね~。
●amy☆さん、
お元気ですか?
おばあちゃんにプレゼントした「のほほん族」は、ソーラーパワーで首をふりふり振るのですよ(^^)。その姿は結構和みます。おばあちゃんに気に入ってもらえたかどうかは分からないですけどね…。
精子凍結は本当なら前周期にしておくべきでした。そうすれば前回も空振りしないですんだし…。でももしちゃんと採精&凍結ができたら、精神的にも心強いです。どうかうまくいきますように…。
amy☆さん、治療はお休み中ですか?焦らないで(あんま人のこと言えないんだけど…)、希望持って行きましょうね!
●しげさん、
そうですね、考えすぎの傾向が強い私です…(^^;。
知らずにストレスを抱えてる質なのかも。
もっと自分を楽にさせられたらいいのに、と思います。
いつも励ましの言葉をありがとうございます。
しげさんの言葉でいつも前向きになれます☆
●小萩さん、
ありがとうございます、なんとかおばあちゃんに分かってもらえたのは嬉しかったです。でも、もう覚えてないんだろうな~…。(;_;)
命のつながりを思うと、おじいちゃん・おばあちゃんを大事にしなきゃな、って思います。
それと、自分が頂いた命を思えば、他の人の命も大事に思えると思うんですけどね…。
凍結精子についてはまた次回以降に記録したいと思っています。
by pawpaw (2009-09-30 21:34)
本当に・・・私たちが生まれて生きていることも 奇跡みたいなものですよね
そういうことを ずっと昔から繰り返して・・・
改めて 自分自身を大切にしないといけませんね
by satomi (2009-10-03 00:55)
satomiさん、
いつもご覧頂き、またコメントを頂きありがとうございます。
たくさんの命のバトンの末に自分があること、たくさんの愛情が支えてくれてることを感謝しなくちゃな、と思います。自分が勝手に生きてるんじゃない、って、当たり前のことだけど、この年になってようやく実感できるようになりました。
by pawpaw (2009-10-05 21:15)